たまきペットクリニック|船橋市・市川市の動物病院

船橋市・市川市の動物病院です。女性獣医師が診察を行い、飼い主と動物に寄り添った医療を提供いたします。

2026年の記事:ブログページ

目の前でてんかん発作が起きたらどうする?〜お家で常備できる緊急薬について〜

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12月のブログでは「てんかん発作が起こった時の対処法」を解説しましたが、「もし発作が止まらなかったら…」「お家でできることはないの?」と不安に思われる方も多いのではないでしょうか。
 

基本的には、発作が止まらない・繰り返す場合はすぐに動物病院へ行くのがベストです。
しかし、夜間や移動に時間がかかるなど、すぐに向かうのが難しい状況もあります。

そんな時、お家で使える「緊急薬」があると少し安心材料になります。

進化した緊急薬:坐薬から「鼻へのスプレー」へ

以前は「坐薬タイプ」が主流でしたが、数年前より、鼻の穴から液体の薬を噴霧する「経鼻投与タイプ」が登場しています。
ネイザル

 

特徴 坐薬タイプ 鼻に噴霧するタイプ
メリット 保存が楽 吸収が早く、効果が出るのがスピーディー
デメリット 溶けるのに時間がかかる。いきんで体外に出てしまうことがある。 副作用(呼吸抑制など)に注意が必要
投与方法 肛門の奥へ入れる 鼻の穴(または口の粘膜)へシュッと噴霧


鼻の穴が小さいワンちゃんやネコちゃんの場合は、口の粘膜に噴霧することで代用も可能です。

お薬を使うタイミングと注意点

お薬を使っても治まらない場合、以下のような理由が考えられます。

  1. 投与量が足りていない

  2. その薬が効かないタイプの発作である

  3. うまく投与できていない(ロスがある)

【当院が推奨するタイミング】

  1. まず1回鼻に噴霧し、5分間様子を見る

  2. 治まらなければ、もう1度噴霧

  3. その後、3分以内に治まらなければ、迷わずすぐに動物病院へ!

※これらのお薬は神経の興奮を抑えますが、呼吸抑制などの副作用が出る場合があります。投薬後は発作の状態だけでなく、呼吸の様子もしっかり観察しましょう

「止まったから安心」ではありません

夜間に発作が起こり、お薬でなんとか治まったとしても、「数時間に数回」の発作が起こることは異常事態です。
現在服用している常用薬の調整が必要なサインですので、必ず後ほど受診してください。


まとめ

  • 現在は効果が出やすい「鼻の粘膜(または口の粘膜)に噴霧するタイプ」が主流

  • 副作用のリスクもあるため、獣医師と相談して愛犬・愛猫に合った使い方を確認しておく

  • 発作が長く続く、または1日に何度も起こる場合は、必ず動物病院を受診する

当院でも、この噴霧タイプの緊急薬を処方しております。

「もしもの時に備えて持っておきたい」という方は、ぜひ神経科の外来を受診してください。

「まずは話だけ聞いてみたい」という飼い主様向けに、カウンセリング(飼い主様のみご来院・お薬の処方なし)も承っております。お気軽にご相談ください。

たまきペットクリニック  神経科担当
獣医師 大内 詠子

 

2026年02月04日 16:35

てんかん発作の治療目標について

可視光とは 科学 プレゼンテーション ライトブルー 黒 手書きスタイル (6)

明けましておめでとうございます。本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。


昨年11月に「てんかんによる発作治療開始のタイミングについて」というお題でブログを書かせ頂きました。
今回はてんかん発作の治療目標について書きたいと思います。
まずは11月のおさらいです。

飼い主さんに対し、発作治療開始のタイミングは下記のような基準でご提案しています。

1、てんかん発作の頻度6ヶ月間で2回以上起こった場合
2、群発性発作(=24時間以内に別々の発作が2回以上起こる状態)があった場合
3、てんかん重積(1回の発作が5分以上続いていた、または最初の発作が治る前に次の発作が起こり、それが継続した場合)があった場合
4、発作が終わっても様子がおかしいなど余韻の継続が長い場合
5、発作の間隔が短くなってきている場合
6、発作の重症度が増してきている
7、頭の中に発作の原因病変がある場合
  など


7の「頭の中に原因病変がある場合」については今回のお話の対象にはなりません。
なぜなら、発作を抑える治療をするだけでは不十分だからです。
7の場合は原因となる病気に対しても同時に治療を行わないと発作をコントロールできません。

 

ここからは1から6までに対するてんかん発作治療目標についてお話しします。

治療目標は「発作ゼロ」です、と言い切りたいところですが、実はあまり現実的ではありません
意識を失ってバッタリ倒れ、全身が痙攣するような大きなタイプのものもあれば、意識はしっかりしているものの手足などの一部をピクッ、ピクッとさせる小さいタイプのものもあります。
小さい発作だからコントロールしやすいかというとそうでもありません。
また、発作のタイプや発作時の重症度、発作時間にも個体差があること、犬猫によっても使用する薬が変わることや薬の効果が出やすい子と出にくい子がいるため、一筋縄ではいかないことが多々あります。

そのため、現実的な目標としては治療前に比べ、
1、発作の頻度を3ヶ月に1回未満にする、また、元々の発作頻度が多い場合はその頻度を50%以下になることを目指す。
2、発作の持続時間が短くなるようにする。
3、発作の程度を軽減する
4、薬の副作用を最小限にとどめる


4についてですが、どんなお薬も副作用が全くないわけではないため、個々の体調に合わせた処方が必要です。
また、発作の頻度は減ったが薬が効き過ぎていつもボーっとしていたり、ふらついている場合もコントロールができているとは言えません。

 

目標達成、もしくはそれに近づくことにより・・・

・わんちゃん、ねこちゃんの生活の質が今までより良くなります
脳へのダメージが減らせます。(発作は持続時間が長ければ長いほど、頻度が多ければ多いほど脳へのダメージが大きくなるためです)
飼い主さんの心配が少なくなります


てんかん発作の治療はほとんどの場合、生涯治療が必要となり、それに伴ってお薬の選択、お薬の副作用を最小限にするための定期チェック、生活環境整備なども行う必要があります。
より良い効果を目指すためには飼い主様のご理解とご協力が欠かせません。


てんかん発作以外の神経疾患につきましても気になることがございましたらお気軽にご相談下さい。
また、飼い主様のみご来院のカウンセリングも承っております。(カウンセリングの場合、お薬の処方はありません)


たまきペットクリニック 神経科担当
獣医師 大内 詠子

2026年01月08日 10:00

🎍 新年のごあいさつ🎍

赤と黄色の伝統的な新年あいさつインスタグラムの投稿

あけましておめでとうございます。
たまきペットクリニックです🐾

 

旧年中は、たくさんの飼い主さまと動物さんたちにご来院いただき、スタッフ一同、心より感謝申し上げます。


新しい一年も、大切なご家族である動物さんたちが元気に、安心して過ごせるよう、ひとつひとつの診療を大切に取り組んでまいります。


本年も、ブログを通して病気や予防のお話、病院での出来事などを少しずつお届けしていけたらと思っております😊


2026年が、皆さまと動物さんたちにとって笑顔あふれる一年になりますように。

本年もたまきペットクリニックをどうぞよろしくお願いいたします。


院長 獣医師 室賀 環

2026年01月06日 16:40
たまきペットクリニック

〒273-0035
千葉県船橋市本中山6-10-6

047-321-6736

【夜間のみ】090-1002-1221

【診察時間】

9:00~12:00
15:00~18:00
金・土のみ夜間診療
(21:00~24:00)

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(水曜・祝日は不定休)

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第一種動物取扱業登録番号
第24-2-1号
動物取扱責任者 室賀 環
登録の年月日 令和6年5月24日
有効期間の末日 令和11年5月23日